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セブルス・スネイプ

Posted by jitensyalife on 19.2011 ホグワーツ魔法魔術学校   0 comments   0 trackback
映画
『賢者の石』から全作品に登場。
アラン・リックマンが演じている。日本語版の吹き替えは土師孝也が担当。

なお、2007年12月の著者インタビューによると、
リックマンはかなり早期の段階からスネイプとリリーの関係について知っていた。

概要
セブルス・スネイプ(Severus Snape)は、魔法使いである。

主人公ハリー・ポッターの母校ホグワーツ魔法魔術学校の教師。ハリーの両親とは同級生で、ハリーの父ジェームズ・ポッターとは犬猿の仲であった。その為、ジェームズに生き写しのハリーに対しても激しい嫌悪感をみせる。

シリーズを通じ、謎めいた存在であると同時に、彼自身の経歴から、物語のキーパーソン・アンチヒーローと言える存在である。

登場巻:全巻

人物
名前
姓のSnapeはイギリスのサフォークに実在する村の名前から。
名のSeverusはラテン語で「手荒い、厳しい」の意。
愛称は「セブ」(Sev)。

注意:追記の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


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通称
同期生で不仲であったジェームズ・ポッターやシリウス・ブラックからは、「スニベルス(泣きみそ)」(Snivellus)と呼ばれていた。
Snivellusは名前をもじったもので動詞・名詞のsnivel(鼻水を垂らす、鼻水)に由来する。これはジェームズとシリウスによって初対面の時に付けられた蔑称で、彼が泣き虫だったという描写は作中にはなく、単にからかう為だけに付けられた呼び名と思われる。派生した蔑称に「スニベリー」(Snivelly)もある。

学生時代、闇の魔術や純血主義に傾倒してからは「半純血のプリンス」(Half-Blood Prince)を自称していた。これは、マグルの父と"純血"の魔女の間に生まれた半純血であり、かつ母の旧姓が「プリンス」であることに由来している。

外見
顔は土気色で、大きな鉤鼻が目に付く。髪は黒くねっとりとしており、肩まである長髪の前髪を左右に分けている。瞳の色も黒で、重たげな漆黒のローブを纏っている。作中ではたびたび「(育ちすぎた)コウモリのよう」と形容されている。

略歴
生い立ち
1960年1月9日、スピナーズ・エンドに住むスネイプ家に生まれる。スピナーズ・エンドは、廃墟となった工場と汚れた川の近くにある荒れ果てた袋小路の名。ペチュニア・エバンズは直接的な言葉こそないものの芳しくない場所だと考えており、また実際に訪れたベラトリックス・レストレンジは「マグルの掃き溜め」と評している。両親は物心ついた頃から不仲であり、家庭環境は良くなかった。

9~10歳の頃、ペチュニアとリリー・エバンズ姉妹と知り合う。リリーには初めて会話する以前から好意を持っており、"マグル生まれ"のリリーに魔法界のことを教えるうち、互いに心を通わせるようになる。

学生時代
1971年9月、ホグワーツ魔法魔術学校に入学、スリザリン寮生となる。入学時点で既に上級生よりも多くの闇の魔術を知っていたことからスリザリン生の間でも異端児扱いされるほどの孤独な存在であったが、グリフィンドール寮生となったリリーとの友人関係は続いていた。その為、リリーに好意を持ち闇の魔術を嫌うジェームズ・ポッターと対立することとなる。

また、グリフィンドール生となったリリーとの心の距離は学年を経るにつれて次第に開いていった。スネイプは、彼女の心を取り戻すには最も優秀な闇の魔法使いである死喰い人になるしかないと思い、更に闇の魔術や純血主義に傾倒するようになる。

1976年5月、OWL試験終了直後、ジェームズらの虐めから庇おうとしたリリーを「穢れた血」と罵った(5巻『スネイプの最悪の記憶』)。この事件は、7巻において、リリーとの断絶を決定づけた出来事だったことが判明する。それでもスネイプはリリーへの想いを捨て去ることができず、またこの一件から、スネイプは「穢れた血」という言葉に激しい嫌悪感を示すようになった。この事件以降も、ジェームズとは激しく対立し、互いに呪いをかけあっていた。

成人後
ホグワーツ卒業後、死喰い人に加わり「不死鳥の騎士団」をスパイする任務を与えられていたが、シビル・トレローニーの予言を密告した結果、ヴォルデモートがポッター一家の命を狙うようになると、リリーの命を守る為に主君を裏切ってダンブルドアを頼り、ヴォルデモート陣営の密偵も兼ねる「二重スパイ」となった。しかし、スネイプの尽力は実らず、1981年10月31日にリリーは殺されてしまう。リリーを守れず絶望していたが、ダンブルドアに諭され、その後はリリーの遺志を継ぎ彼女の息子ハリーを守ることを誓う。ヴォルデモートの失踪後はダンブルドアの庇護下で母校の「魔法薬学」教授となり、スリザリンの寮監も兼任する。

1991年、ホグワーツに入学してきたハリーに恋敵ジェームズの面影を見たスネイプは、激しい偏見を抱きつつも、「リリーの息子を守る」という誓いのもとダンブルドアに従い行動。1巻ではダンブルドアの命を受けてクィリナス・クィレルをしばしば妨害し、ハリーを守っている。

1995年度には、ハリーに対し閉心術を教えるが、『最悪の記憶』を見られたことに激怒し、訓練を中断してしまう。1996年6月、神秘部の戦いに際しては、ハリーの暗号により状況を察知すると「騎士団」へ通報し、特にシリウスに対しては本部に留まるよう依頼していた。

1996年夏には、ルシウス・マルフォイの息子で教え子の一人であるドラコが、死喰い人見習いとなる。それに懸念を抱いたルシウスの妻ナルシッサの依頼により、ドラコをバックアップすると約束を交わす。

同年、「闇の魔術に対する防衛術」教授に就任するが、翌夏、ダンブルドアを(事前の合意の上で)殺害、ホグワーツから逃亡。その後、ヴォルデモートが魔法界を掌握すると、その力を背景にホグワーツ校長に就任する。しかし、表向きはヴォルデモートに従いつつも、裏ではダンブルドア(の肖像画)の命を受けて、ハリーたちを陰から支援する役目を担っていた。

そして1998年5月2日、ホグワーツの戦いの最中、「逃亡」したスネイプは、叫びの屋敷でヴォルデモートの側近くに仕えたが、スネイプをニワトコの杖の正当な所有者であると信じたヴォルデモートの命により、ナギニに致命傷を負わされる。直後に現れたハリーに自分の記憶を託し、その瞳[1]をしっかり見つめつつ、絶命した。

性格
前述の通り、スネイプはスリザリン寮の出身である。この寮は狡猾な者が集う寮とされ、実際にスネイプも、シリウスから「難を逃れるだけの狡猾さを備えている」と評された他、映画『謎のプリンス』ではベラトリックスに「口では偉そうな事を言いながら、いざとなると蛇のようにスルリと穴に潜る臆病者」と評された。

しかし、リリーを失って以降も、二重スパイという危険な立場に身を置き続けたことから、ダンブルドアから「イゴール・カルカロフよりずっと勇敢な男」と言われている。後にハリーも、自身の息子アルバス・セブルスに対し「(スネイプは)父さんが知っている人の中でも、おそらくいちばん勇気のある人だった」と告げている。

無愛想さや陰気さ、またいじめっ子の息子であるハリーを冷遇し続けるなどの執念深さから周囲から嫌われることが多いが、根は自身の思いを貫く芯の強い人物である。

才能
魔法薬の調合に長けており、学生時代は魔法薬学の教科書の間違いを見破って勝手に訂正していた。6巻で彼の教科書を入手したハリーが授業中に試してみたところ、その全てが完璧に教科書通り調合したハーマイオニーよりも良い結果となっている。

また闇魔術にも詳しく、長年に渡って「闇の魔術に対する防衛術」の教授職を狙っていた。実際に3巻では教授を務めるリーマス・ルーピンの代役として何度か授業を行っており、6巻で念願の職を射止めている。

魔法の開発者という一面もあり、実用性のある強力な呪文を幾つか開発している。ホグワーツ在学中に開発した呪文については「半純血のプリンス蔵書」(自分の魔法薬学の教科書)に書き残している。

幼い頃から閉心術を使っていたので閉心術に非常に長けている。人知を超えた開心術の使い手のヴォルデモートも、スネイプの嘘だけは最後まで見抜けなかった。5巻では、ダンブルドアの命令でハリーに閉心術を指導している。

表向きは死喰い人の一員であるため、通常は守護霊を使用しないが、7巻では彼が出現させた守護霊のお陰でロンとハリーが再会し、グリフィンドールの剣を入手した。

人間関係
父はマグルのトビアス・スネイプ、母は"純血"の魔女:アイリーン・プリンス。兄弟姉妹についての記述はない。両親は不仲で、家庭環境はあまり良くなかった。その影響で感情を人前に晒す事を嫌い、幼い頃から閉心術を使うようになる。

結婚はしておらず独身。6巻で自宅が登場するが、「ふだんは人が住んでいないような雰囲気」という描写から両親は同居していないと思われる(ただし両親の生死について明確な描写はない)。

エバンズ姉妹とは幼馴染だが、スネイプはマグルのペチュニアには関心がなく、美人で魔女のリリーに心惹かれていた。しかしスネイプは他人と親しく付き合うことが苦手で、好意を持つ人物(=リリー)に対しては不器用な接し方しかできず、結果リリーへの想いは空回りする事になり、最終的にはリリーと決別してしまう。しかしその後も密かにリリーを愛し続け、彼女の結婚後も死後もその愛情が変わることはなかった。

スネイプの守護霊は牝鹿であり、その様子にダンブルドアは涙を流した[2]。なお、6巻では同じく愛ゆえに守護霊が変化したトンクスに嫌味を言っている。

ルシウス・マルフォイはスリザリン寮の先輩にあたり、友人として交流があった。ルシウスはスネイプを高く評価していた模様。

ホグワーツの同期生であるジェームズ、シリウス、リーマス、ピーターの4人組とは、在学中から仲が非常に悪かった。

特にジェームズとは、入学直前、ホグワーツ特急内で初めて会った時から折り合いが悪く、犬猿の仲だった。シリウスやリーマスは両者の仲が険悪だった理由について「スネイプがジェームズの人気と才能を妬んでいた」「ジェームズは闇魔術を嫌い、闇魔術に傾倒したスネイプのことも嫌っていた」とハリーに語っているが、この他にもリリーをめぐる恋敵同士だったことも影響していた。

ホグワーツ卒業後も彼らに対する恨みは非常に根強く、特に学生時代ジェームズと共に率先していじめを行っていたシリウスに対しては、過去に彼の悪戯で自身が殺されかけた事もあり、3巻では彼に「吸魂鬼のキス」が施されるのも厭わない様子を見せた。その後、両者は共に「不死鳥の騎士団」の一員となるが、顔を合わせるたびに険悪な雰囲気になっていた。

6巻ではヴォルデモートの命を受けたピーターを自宅に住まわせていたが、ここではピーターをぞんざいに扱っていた。ちなみにリリーが殺害されるきっかけを作ったのはピーターであるが、スネイプがこのことを知っていたかは不明である。

一方、リーマスに関しては事情がやや異なり、他3人に対する程の激しい嫌悪は見せていない。これはリーマスがいじめに積極的に関わっていなかったこと(いじめを不快に感じていたが、止めさせることは出来なかった)が影響しており、スネイプが、リーマスの秘密を長い間守っていたことや、7人のポッター作戦に参加した彼を助けようとしたことからもそれは窺える。尤も、全く悪意を抱いていないというわけではないようで、3巻終盤では秘密を生徒の前でうっかり洩らし、退職に追い込んでいる。

ハリー・ポッターに対しては、父親のジェームズ同様に傲慢不遜で生意気な少年と見なしている。一方でハリーも、スネイプに対して敵意を抱いていたが、「憂いの篩」でスネイプの過去や真意、そして背負ってきた苦しみを知ると、それまでの考えを改め、母を純粋に愛し抜いた人として敬うようになった。ハリーは後に自身と妻ジニーとの間に生まれた(リリーの目を持つ)次男に、ダンブルドアとスネイプのファーストネームをとって「アルバス・セブルス・ポッター」と名付けている。

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